2014.10.17
カテゴリ:妊娠中・産後・母乳育児
母乳には、たくさんの細菌がいる??
母乳には、なんと700種類の細菌が含まれていた!!
母乳の大切さは以前お伝えしましたが、
今回は、母乳にたくさんの細菌がいた!
というお話です。
スペインの研究チームは、
ヒトの母乳に含まれる細菌の種類について
調査した結果を『米国臨床栄養学雑誌』に発表した。
それによれば、
従来考えられていた以上に多くの細菌が存在し、
初乳中には700種類を超える細菌が検出された!!!
専門家でさえこんな結果は予想していなかった!
最も一般的な初乳中の細菌は、
- ウィッセラ属
- リューコノストック属
- ブドウ球菌属
- レンサ球菌属
- ラクトコッカス属 など
初乳でない母乳中には、口腔に典型的に見られる
- ヴェイヨネラ属
- レプトトリキア属
- プレヴォテラ属
などが含まれていた。
肥満であったり、
妊娠中の体重増加が
推奨以上であったりした母親の母乳には、
なぜか含まれる細菌の種類が少なく、
また計画的に帝王切開をした母親でも種類が少なく、
細菌の様相も異なっていた。
非計画的な帝王切開の場合には見られなかった。
研究チームではホルモンのせいではないか、
出産時のホルモンの変化が起きたかどうかが重要
なのではないかと考察している。
つまり、
あかちゃんにとって
細菌の存在はとっても重要である!
という事ですね。
では、せっかく母乳を与えていて
腸内や体内の細菌の状態が良い赤ちゃんに
抗生物質を投与したら???
一体どれだけ悪い作用が出てしまうのか・・・
想像したくもありませんねー。。。( ゚Д゚)
アレルギー持ちの赤ちゃんになってしまう
可能性は否定できませんよね!!
是非、お気を付けくださいね~。
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