『花粉症皮膚炎』⇒『ステロイド皮膚炎』苦悩から幸せな現在へ
40代女性(Rさん)ステロイド皮膚炎?
※ステロイド皮膚炎は、ステロイド外用薬を使い続ける事で起こる皮膚炎で、ステロイド依存性皮膚炎、酒さ様皮膚炎とも呼ばれる。
「ひょんなことから使い始めたステロイドで、以降こんなに苦しむことになるとは思いもしませんでした」
元々皮膚が丈夫という訳ではないが、特別弱いという認識もなく『アトピー』という診断をされたこともないRさん。ご家族では弟さんがアトピー性皮膚炎。
以降は、Rさんが初めての相談時に持参してくださった『脱ステロイド記録』を元に記載いたします。(顔の状況のみ)
ご来店前の状況
「手湿疹」の薬は1年前より痒くなるたびに使っており、「胸の痒み」にはサトウザルベ+リンデロンを使用している。3月になると昨年と同様「花粉症皮膚炎」でまぶたが腫れてしまい、痒みが強いため皮膚科を受診。ロコイドが処方される。赤く痒い場所が減るどころか増えてきたため、薬を塗る場所が増える。(左眉下、おでこ)
約2週間が経過し、ステロイドの薬害ではないかと気付き、薬をストップし「漢方薬局さん」にSOS!(←シモダ薬局ではない薬局さん)スキンケア&漢方薬で対処してくれた。
ステロイドを一番塗っていたのは右まぶただが、塗っていたところだけ赤く腫れて痒み、乾燥が酷い。化粧水と漢方の効果か、赤みと腫れが治まってきた!
その翌日に夕方2-3分外に出たら紫外線で顔中が火照り赤くなったため、夜1時間ほど濡れタオルで冷やした。翌日には顔全体が腫れてしまい、乾燥がひどく化粧水をしても砂漠に水を撒いているようだ…
その後、徐々に腫れが引き順調と思いきや、「乾燥対策のクリーム」で再び赤みが出現。徐々に落ち着いてきたと思ったら、寝ている間に痒い所をこすってしまい左眉下、右手指付け根(ともにステロイドを塗っていた箇所)から膿が出てくる。落ち着いてきても寝ている間に掻くと腫れてしまうので、とにかく触らないよう気を付けている。
その後も赤み、腫れが引いてくるとまた痒みが出て掻いてしまい、腫れと滲出液を繰り返していた。「赤みが出るのは保湿が足りないまま乾燥させてしまったから」との事。保湿は一生懸命やっているが、顔が赤くなりくじけそう…。
開始2か月で顔は今までで一番良い状態になった!手は悪化、寝ている間も浸出液が出ている。喜びも束の間、二日後には仕事から帰ってきたらまぶたが真っ赤に腫れてしまう。日によって両眉下、まぶた、おでこから滲出液が出てひりひり痛む。水気のものは全てしみる。
現在、別の漢方薬局のご指導のもと、ステロイド断薬約80日です。今だにまぶた、手から浸出液が止まらず困っています。
使用期間が短期間でもリバウンドは長引くものなのでしょうか?
快方に向かっているのかわからなく不安で、可能であれば皮膚炎にお詳しいシモダ薬局さんに診てもらえればと思い、問い合わせいたしました。
ご来店時
今迄の『脱ステ皮膚炎の経過記録』を詳細に記録してくれていたため、こちらとしては非常に参考になりました。また、ご来店時に体質や現状、過去の病歴などを詳しく伺えました。何ヶ月も悪化して改善してを繰り返してきたため、精神面はかなり疲弊しておりました。「もはやこのまま治らないんじゃないか?」と不安も強い様子でした。
当店では、漢方薬だけでなく自律神経の安定と細胞を回復させていく方針といたしました。と同時に、スキンケアはイヤという程実践されていたため(スキンケア疲れ?)必要最小限に留めるように工夫いたしました。
まぶたの赤み、腫れて痛む&滲出液
手指のひび割れ、かゆみ、滲出液が止まらず
乳首の下から滲出液が出てかゆい
肘内側の湿疹はかゆみが強く、滲出液が出る
【目標】
脱ステロイドの達成!
皮膚炎を完治させる!
再発しない状態を作る!
幸いにも、ご来店時にはすでに菜食生活を開始されており1か月経過した頃でした。その他、鍼灸治療もされていたので可能な範囲で続けてもらいました。
細胞賦活療法スタート
開始2週間
滲出液が減ってきているが、痒み、赤み、カサブタはまだある。手の甲はやや黄色の滲出液
開始4週間
まぶたのカサブタが消失。まだ赤みがあり、小さな皮むけもある状態。手の甲は乾いてきて赤⇒茶色に変わってきたが、湿疹や皮膚の盛り上がりは残る。肘の内側が黒ずんできたが、新しい湿疹も出て滲出液もあり痒い!
開始40日
手の甲は皮膚炎の色が薄まり、肌触りが改善されてきた。指はブツブツしているが、強い痒みは無くなった。胸は改善した。肘も乾いてきた。
開始50日
手の甲がほぼ平らになり色が薄くなってきた。まだ水がかかると痒みを感じる。
開始64日
目や顔は赤くならないがカサつき乾燥して痒い。体調がよく台風が来ても普通に過ごせている(いつもなら立ち上がれない…らしいです)
開始78日
見た目は何もないが右まぶたの上がまだ痛痒い。
以降、多少の痒みが出ることはあったが9か月後にはケーキを食べても痒みが出ない状態まで回復できました!翌年の花粉症の季節に皮膚炎が再発しないか心配しておりましたが、無事に肌荒れすることなく過ごせました。日光皮膚炎をお持ちなので日差しだけには気を付けるよう、お話ししてあります。
その後3年経過しておりますが、お気に入りの「ダイエットサポート漢方」と「スキンケア」を継続しているおかげで肌荒れすることもなく過ごせております!旅行したりスイーツ食べに出かけたりと人生を楽しんでいらっしゃいます(笑)
この女性のように、ステロイドを中止すると症状の変化が大きいため「改善している(そう思いたい心理もある)のか、それとも悪化しているのか?」その辺がよく分からなくなりとても不安になります。
一時的に良くなったように感じてもすぐに悪化してくるような、非常に敏感で不安定な状態です。と同時に、メンタルも非常にナイーブで揺らぎやすいです。
この波をなるべく小さくコンパクトにすることが出来るかどうか?メンタルケアして安定した精神でいられるかどうか?ここが重要なポイントです。希望を叶えるために、食事や生活の節制に取り組んでいただき、漢方を取り入れつつ保健食品を摂取することをオススメしています。
結局は、細胞と血液をしっかりさせることが重要なのです。そして、『食べたもので体(細胞)が出来ている』事を理解しなければなりません。私たちが出来ることは、皆さん自身の治る力をサポートすることです!明るい未来をつくるのは皆さん自身なのです☆彡
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この記事の執筆者
下田弘通
♦薬剤師
♦国際中医師
日水製薬㈱主催 『アドバンスドセミナーin東京』全国7会場同時サテライト「スキンケア研修会」講師
イスクラ薬局経営塾in中野『カウンセリング』セミナー講師
栃木中医薬研究会in宇都宮『皮膚病に対する漢方での対応』講師
長野県84(ヤシ)の会in長野『バイオリンクと皮膚病』講師
栃木ヤクケンみどり会in宇都宮『皮膚病に対するバイオリンク』講師
神奈川・東京・千葉ヤクケンみどり会合同zoom研修会『皮膚病を通じて学んだこと』講師
東京・千葉・山梨・静岡ヤクケンみどり会合同zoom研修会『続・皮膚病を通じて学んだこと』講師
神奈川・埼玉ヤクケンみどり会合同リアル研修会in高崎『続・続・皮膚病を通じて学んだこと』講師
東海ヤクケンみどり会zoom研修会『皮膚病を通じて学んだこと』講師
栃木ヤクケンみどり会zoom研修会『皮膚病相談の考え方』講師
関西ヤクケンみどり会zoom研修会『皮膚病を通じて学んだこと』講師
四国ヤクケンみどり会zoom研修会『皮膚病を通じて学んだこと』講師
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健康未来創造研究会 ジャンプアップコスモスNEXTzoom研修会講師
健康未来創造研究会 名古屋・関西ブロックzoom「アミノ酸研修会」講師
群馬県薬剤師会主催「登録販売者 資質向上外部研修会」「薬局製剤研修会」講師
くまの幼稚園にてお母さん向け「子育て支援セミナー」
『食品添加物について』『アレルギー対策について』
『FM群馬』『FMラジオ高崎』ラジオ出演
皮膚病専門講座受講
店外活動、セミナーなど
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