腸内環境改善に役立つ5つの方法

note pen


腸が大切という話はよく耳にしますよね?

アレルギー体質を変えたいから「腸活」や「菌活」をやりたいけど、具体的にどうすればいいか分からない・・・。


今回ご紹介する内容は、「腸を変えると体が変わる!」「アレルギーが治る!」というものです。内容を理解して行動すれば、その瞬間から変わり始めます。


「腸内環境を変えるためのコツ」
「具体的に何をしたらよいのか?」

をご紹介します。




当店のお客様からも以下のような声が届いております。

花粉症が治った
アレルギー食材を食べられるようになった
皮膚炎が治った

新たな情報や研究データなども含めて紹介するので、是非実践してみましょう。



★腸内環境をよくする≪5つの具体的な方法≫

1.動物性タンパク質を減らす
2.冷たいものの飲食をやめる
3.薬(鎮痛剤、抗生物質など)を減らす
4.野菜や発酵食品を食べる
5.甘いものを減らす

クスリ2

≪5つの具体的な方法≫の補足

1.動物性タンパク質を減らす

肉などの動物性タンパク質を摂取すると、それを好む腸内細菌が増えてきます。その菌とは、いわゆる悪玉菌。悪玉菌は、腸内を腐敗させたり毒素を発生させたり発癌物質を生成します。体への影響としては、「病気の引き金になり老化を促進させる」のであまり喜べません。


2.冷たいものの飲食をやめる

冷たい飲食をすると、まず胃が冷えます。胃が冷えると胃の働きが落ちるので消化液の分泌が低下してきます。胃酸がしっかり出なくなると食物の分解が出来ず、未消化の食物が腸に流れ込むことになり、腸の粘膜を荒らしたり腸壁にタンパク質がへばりついたりしてきます。今度は、へばりついたタンパク質にアレルギー反応を起こすようになってくるわけです。

その他、胃酸には口から入った外敵(菌類やウイルスなど)をやっつける働きがあるので、胃腸炎にもなりやすい体質になってしまいます。


3.薬(痛み止め、抗生物質その他)をあまり使わない

「痛み止めを飲むと胃が荒れる」つまり、粘膜を損傷してしまうことは良く知られています。また、抗生物質を使えばあらゆる細菌が排除されますから腸内細菌も死滅します。

その他で腸内細菌叢に影響を与えるものは、PPI(胃酸を抑える薬、胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療薬)がよく使われる薬剤です。腸内細菌を大幅に減少させ、大腸菌を増やし健康状態の悪い腸内細菌叢にすることが研究で明らかになってきました。
※PPI(プロトンポンプ阻害薬)は非常によく使われる薬剤で、「タケプロン」「タケキャブ」「ネキシウム」「オメプラール」等のこと


4.野菜や発酵食品を食べる

野菜にはたくさんの栄養素が含まれます。特に食物繊維は腸内細菌にとって嬉しい食事になります。何を食べたらいいか分からない方は、まずは「野菜ならなんでもOK」としましょう!意識すべき食べ物は、納豆、海藻類(わかめ・めかぶ等)、きのこ類、根菜類(ニンジン、ゴボウ、イモ、ダイコン等)です。鍋ものが作りやすく色々摂取出来ます。なるべく毎日毎食の摂取でよい腸内環境を整えるお手伝いをしましょう。


5.甘いものを減らす

砂糖などの摂取により、ある種の腸内細菌が腸に住みつくのをブロックしてしまうことが分かってきました。腸内細菌が住んでくれなくなる、と聞くと恐ろしいですよね。

「バクテロイデス」という腸内細菌についての実験があり、糖によって腸に住み着く事が出来なくなったという結果が出ました。実際に、肥満体型の方の腸内細菌を調べてみると、バクテロイデス群の菌があまり見られなかったのです。食品添加物の中には、ショ糖や果糖などが含まれているものが多いので気を付ける必要があることを覚えておくと良いです。




1~5を全て出来れば、腸内細菌にとっては喜ぶべき腸内環境が完成します。善玉菌優位の素晴らしい細菌叢の出来上がりです。
すべてを実践するのは難しいとしても、1.2.4.5.は努力することが可能(完璧に実践できなくてもOK)

「乳製品を減らしてみる」

「納豆やシイタケを食べる機会を増やす」

「毎日だったチョコを1日おきにする」

「乳酸菌アイテムをとり入れる」

「発酵食品を摂るよう意識する」

「規則正しい生活を心がける」

「食べる以外のストレス発散を見つける」


上記のように各々のやりやすい方法があると思います。
きっと、今よりも良い腸内環境に向かう事が出来るでしょう。



『食べる』のは自分の為でなく腸内細菌のために食べている!?

野菜


生物が生きるためには様々な栄養物質が必要です。

自分で作り出せるうちは良かったのですが、進化の過程であまりに多くの栄養物質を作らなくてはいけなくなりました。そこで、人は進化の過程で作るという行為を放棄し、腸内細菌に住んでもらう道を選びました。

細菌のために食物を食べる(摂ってくる)代わりに沢山の栄養物質を作ってもらうという方法です。(共生関係)

自分が生きるためでもありますが、結果的には腸内細菌が生き生きする為に食事を摂るという事になります。

この点から考えると、腸内細菌が喜ばない食事をするとちゃんとした栄養物質が作れない訳ですから、宿主である本人の具合が悪くなるという寸法です。


『心身ともに健康で元気』の秘訣は、腸内細菌が元気で居られる食事をすることです。



厚生労働省で以下の情報を提供しておりました。

腸内細菌は、肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化、炎症性腸疾患と関連が深くこれらの患者の腸内細菌は健常者と比べ著しく変化している
健康的な腸内細菌は、善玉菌優勢(ビフィズス菌、乳酸菌)


【悪玉菌】
♦たんぱく質や脂質中心の食事で増える
♦便秘、ストレス、不規則な生活でも増える


【善玉菌の働き】
♦「乳酸」や「酢酸」などを作り、腸内を酸性にすることで悪玉の増殖を抑える
♦腸の運動を活発にし、食中毒や病原菌の感染を予防する
♦発がん性の腐敗産物を抑制する腸内環境を作る
♦ビタミン(B1.B2.B6.B12.K.ニコチン酸.葉酸)を作る
♦免疫機能を高めコレステロールを下げる


チョコケーキ


『すべての病気は腸から始まる』 byヒポクラテス



≪まとめ≫

病気の方もそうでない方も、老若男女問わず『腸内細菌』のことを考えて「食べる物・飲むもの」を意識すると未来が変わる可能性大ということになります。今までより食事を気にするようになれば、きっと心と体にいい変化が起こり好循環に入れます。
『脳腸相関』という言葉がありますが、腸は第二の脳ではなく第一の脳なのかもしれません。




『腸内環境改善』『アレルギー』のご相談は、お電話又はメールにて

お待ちしております☆彡

0274-23-1644

DAIZENDO
大善堂シモダ薬局
~カウンセリング相談~


【アトピー性皮膚炎】
【痒疹(ようしん)】
【尋常性乾癬】
【自家感作性皮膚炎】
【貨幣状湿疹】
【掌蹠膿疱症】
【汗管腫】
【蕁麻疹】
【にきび】


お電話・mailのご予約で、カウンセリング承ります
お電話はこちらまで 0274-23-1644
皮膚病担当薬剤師
下田弘通(しもだひろみち)

※皮膚炎でお困りの方、ご相談下さい

宅配コレクト便

事情によりご来店が難しい場合には、宅配サービスもご利用頂けます。

宅配ご希望の方はこちら





この記事の執筆者

画像の説明

下田弘通

♦薬剤師
♦国際中医師

日水製薬㈱主催 全国7会場でサテライト放映『スキンケア研修会』講師
栃木中医薬研究会
『皮膚病に対する漢方での対応』講師
長野県84(ヤシ)の会
『バイオリンクと皮膚病』講師
栃木ヤクケンみどり会
『皮膚病に対するバイオリンク』講師
神奈川、東京、千葉ヤクケンみどり会合同zoom研修会
『皮膚病を通じて学んだこと』講師
東京、千葉、山梨、静岡ヤクケンみどり会合同zoom研修会
『続・皮膚病を通じて学んだこと』講師
群馬県薬剤師会主催「登録販売者 資質向上外部研修会」「薬局製剤研修会」講師
幼稚園にてお母さん向け子育て支援セミナー
『食品添加物について』『アレルギー対策について』講演
『FM群馬』『FMラジオ高崎』ラジオ出演
皮膚病専門講座受講済
店外活動、セミナーなど




















a:693 t:1 y:0