『ロキタンスキー症候群』子宮移植について

先日の新聞に掲載されておりましたが、

日本でも子宮移植が実施される可能性が

出てきました。

子宮移植とは、

生まれつき子宮がなかったり

ガンなどの病気で子宮摘出をされている女性に

子宮を移植することで、

体外受精させた受精卵を戻して

出産することを目的としています。



対象となる女性の数は

20~30代だけでも

6~7万人にものぼるそうです。

しかしこの数字、

ちょっと多く見積もりすぎな気もしますが・・・



対象となる方は、

『ロキタンスキー症候群』といって

先天的に子宮がない病気の女性で

この方々に移植する計画のようです。

国内では、

慶応大が実施する方向のようですね。



日本で承認されれば

もちろん初の試みなわけですが、

海外ではすでに実施されていました。

スウェーデンで2014年に

世界初の子宮移植から出産に成功し

その後5人の出産報告があるそうです。



慶応大では、

「今回の研究は、生まれつき子宮がない人に

選択肢を提供するのが狙いだ。技術的には

十分可能だと考えているが、

この医療をどう考えていくか、

広く社会での議論が必要だ」

と話しているそうです。



臓器移植法では、

救命目的や生活の質の向上を目的とした

臓器を対象としているが、

今回の子宮移植は妊娠出産を目的としている。

ロキタンスキー症候群の方にとっては福音となる

可能性がある一方で、

倫理的な課題も多い。

肝臓や腎臓移植では

実際に、提供者の死亡例も起きています。

また、

移植をする場合、

免疫抑制剤を投与することになるが

妊婦への投与は禁忌となっている事から

胎児への影響も不安要素の一つですね。



安全性、倫理面をしっかりと考慮し

どうするか決めていく必要がありますね(^_-)-☆













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