手湿疹、接触性皮膚炎(かぶれ)と漢方薬
主婦湿疹(手湿疹)について
症状
赤み、ブツブツ、水疱などの混在する炎症反応、腫れやむくみを伴う。比較的軽い赤みや落屑のみの場合もある。また、繰り返し接触する場合、色素沈着が起こってくる。
原因
接触性皮膚炎は皮膚の局所に接触した物質により発症する。すなわち接触原と皮膚病の発症部位とは密接な関係があるので、接触原の特定が大切。方法としては、パッチテストなどがある。
可能性の高い接触原
帽子、花粉、メガネ、目薬、口紅、アイシャドウ、ヘアスプレー、ヘアワックス、イヤリング、化粧品、香水、白髪染め、シャンプー、コンディショナー、衣類、ネックレス、ブラジャー、下着、腕時計、パンツ、洗剤、手袋、マニキュア、ネイル、うるし、コンドーム、坐薬、塗り薬、靴、サンダル など
養生法
接触性皮膚炎は、その原因となる物質を特定し、接触しないことが絶対条件となる。
主婦や美容師などの場合、常に手を刺激されているので、炊事、洗濯、掃除などの際には薄手の手袋にビニール袋をかけて仕事をすると良い。
痒みが強いが、手でかきむしらない様に注意する。
主婦湿疹
手は様々な刺激にさらされていて、主婦は特に手が刺激にさらされる機会が多い。洗剤やホコリ、泥、砂、水などにより皮脂膜が破壊され主婦湿疹を発症する。
つまむものでは指先、握るものでは手掌、液体では指の側面に発症してくる。洗剤を使ってお湯で食器の汚れを落としたり洗濯することは、皮脂膜の破壊とともに角質のバリアー機能を低下させるため、汚れや洗剤の刺激を受けやすくなる。それにより起こる接触性皮膚炎を『主婦湿疹』と呼ぶ。
接触性皮膚炎の改善例
50代女性 Kさん 接触性皮膚炎の体験談
症状
『接触性皮膚炎』
一年前から目の周りが赤く腫れ、痒みが発生
今年5月頃に化粧水で悪化、その後顔が腫れ上がり、首まで痒みと熱感を伴う
体験談
現在50代、若いころから環境や化粧品による刺激に反応するためか、肌のトラブルは時々ありました。その当時は、時が経つのを待ったり、化粧品の使用をやめればだんだん回復していました。
ところが昨年の6月頃から、まぶたの上が赤く腫れ痒みが伴うようになり、しばらくすると首に蕁麻疹のようなブツブツができて、それがとても痒く不快な思いをしていました。
どんな薬を塗っても治ることはありませんでした。何故こんなになってしまったのだろうと疑問を持ち、一年がたった今年の5月、突然まぶたが腫れ、同時に顔全体が腫れぼったくなり、首には湿疹ができ始めもう痒くてどうしたらいいものかと悩んでいました。
そんな時にデリジェイに掲載されていた「シモダ薬局」に出会いました。もうここしかないと思い、相談に乗っていただきたいと思い、思い切って電話をしてみました。それが私の肌トラブル解消となる第一歩でした。
相談初日は、一年前から続く肌のトラブルや体質の悩みなどを夢中で先生に話をしていました。「お願いですからなんとか治してください!」というような気持でした。
そして先生は、私の話を聞いて薬を処方してくださいました。
それを服用し3日くらい経った頃、肌がザラザラしはじめ、なんだか皮がむけるような感じがすると思っていたら、一週間後の相談日には顔、首の湿疹がほとんど消え、痒みもなくなっていました!
本当に不思議でした。一年間どんなことを試しても治らなかったのですから・・・。
それから更に一週間後、首のイボが小さくなっていることに気が付いたのです。まだ服用3週間ですが、顔、首の湿疹、痒みはほとんどありません。
やはり、身体の中をきれいにし体質を改善しないと良い方向には向かない事を実感しました。先生には本当に感謝しております。ありがとうございました。
接触性皮膚炎の改善写真
処方前 処方後
経過
約1年前の5月に目の周りが赤く腫れ、首、顔にも赤みと痒みが出現。皮膚科を受診しステロイド他を処方してもらい、冬になり赤みは軽減するものの痒みはずっと継続していた。
その状態のまま今年の5月になり、花粉の影響なのか突然『お岩さん』のように顔が腫れあがってしまった。皮膚科での診断名は無かったようだが、話を聞くと接触性皮膚炎ではないかと思われる。
もともと肌が敏感な方で、昔から肌トラブルの悩みは絶えなかったようです。今回も、花粉の影響により敏感肌に拍車がかかり、化粧水に反応してしまったようです。
初めてお会いした際、痒みが強いので一日でも早くこの痒みから解放してほしい!という気持ちが伝わってきました。
話を伺っていくと、更年期頃から色々なトラブルが起こっており、免疫状態がよろしくない事が分かりました。
ここ数年で、子宮頸がん、くも膜下出血、十二指腸潰瘍、胃痛で入院、肺炎などを起こしておりました。それまではほとんど病気に罹ったことがないのに、まるで違う人生のようだと話しておりました。
この方の接触性皮膚炎はあくまで氷山の一角にすぎず、体全体として黄信号だったのでしょう。皮膚の状態を改善しつつ、体内の状態も改善しておかない限り、再発を免れないこともお話してご理解いただけました。
初回は皮膚の赤みと痒みが緩和できるような漢方と、免疫系がきちんと働くために必要な漢方、そしてスキンケアのやり方を説明し、食べ物や飲み物の注意すべきものをお話し、1週間後のカウンセリングまで実践していただきました。
1週間後にお店に入ってくるのを見ると、すでに赤みが無くなっているように見えました。話を聞いてみると、2日目まではザラザラしていた肌が3日目から一皮むけた感じでツルツルしてきた!と。赤みの改善と共に痒みも全くなくなったようです!
「こんなに早く良くなるなんて、嘘みたいっ。。。」「今までの一年間治らなかったのは、いったい何だったのか???」と嬉しい喜びのお声をいただきました。
その後も良い調子をキープしており、「再発の恐れどころか皮膚炎を起こす以前より肌がキレイになったし、色も白くなってきました!」「ここにあったイボまで小さくなってきました!」「こむら返りが無くなった!」「痛くてできなかった正座が出来るようになった!」「足の指先の冷えが無くなった!」「朝から爽やかに起きられるようになった!」などなど肌以外の部分にも良い効果が表れてきているようです。
このまま良い状態の皮膚を保ちつつ、免疫や自律神経がきちんと働くようにし健康を保ってほしいですね。
手湿疹の改善例
手湿疹と漢方
治療前
アトピー性皮膚炎で幼少の頃から悩んでいた。そのせいか皮膚が弱く、美容関係の薬剤の影響で、手湿疹が治りきらずにいた。皮膚科に通いステロイドで乗り切っていたものの、続けていると段々効かなくなるし、やめるとぶり返すのが嫌になった。今回は、ステロイドを中止した後のリバウンド現象で酷く腫れ上がっている。痒みも相当激しい!!
治療後(改善例)はこちら
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