シクロスポリンの副作用について

免疫抑制剤のシクロスポリンですが、難病と言われる様々な疾患に使用されています。

適応症

腎・肝・心・肺・膵移植時の拒絶反応抑制
骨髄移植時の拒絶反応抑制及び移植片対宿主病抑制
眼症状のあるベーチェット病
尋常性乾癬(皮疹が30%以上に及ぶものあるいは難治性の場合)
膿疱性乾癬
乾癬性紅皮症
関節症性乾癬
再生不良性貧血(重症)
赤芽球癆
ネフローゼ症候群(頻回再発型又はステロイド抵抗性)
〇全身型重症筋無力症(胸腺摘出後でステロイド投与で効果不十分、副作用により困難な場合)
〇アトピー性皮膚炎(既存治療が効果不十分)

〇はネオーラルのみの適応です。

適応外

難治性ぶどう膜炎
間質性肺炎
類天疱瘡
ループス腎炎(ネオーラルのみ)

禁忌

タクロリムス(外用剤を除く)
ピタバスタチン(リバロ)
ロスバスタチン(クレストール)
アリスキレン(ラジレス)
コルヒチン
ボセンタン投与中(トラクリア)
妊婦
授乳婦

副作用について

重大なもの

腎障害
肝障害
肝不全
可逆性後白質脳症症候群
高血圧性脳症
感染症
B型・C型肝炎の悪化
進行性多巣性白質脳症
BKウイルス腎症
急性膵炎
血栓性微小血管障害
溶血性貧血
Plt(血小板)減少
横紋筋融解症
悪性リンパ腫
リンパ増殖性疾患
悪性腫瘍(特に皮膚)
神経ベーチェット病症状(内服のみ)
ショック・アナフィラキシー症状(注射のみ)
〇クリーゼ(全身型重症筋無力症使用時)➤人工呼吸器管理状態

〇はネオーラルのみ

その他の副作用

発疹
血圧上昇
貧血
WBC(白血球)減少
消化管潰瘍
悪心・嘔吐
多毛
振戦(ふるえ)
糖尿・高血糖
高脂血症
高尿酸血症
歯肉肥厚
など


※以上のように、免疫抑制剤は作用とともに副作用も大変強いお薬です。
 医師、薬剤師の話を聞いて、リスク&ベネフィットを十分考慮してから、使用するかどうか判断
 しましょう。

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